スクリーンリーダーを使ったUTAU入門・その3

前回の続きで、歌声に、ビブラートとか、強弱とかを付けてみます。 あらかじめ、UTAUを、F5を押せば、何か歌ってくれる状態にしておいてください。

 「おまかせ」を使う

ツールメニューの、組み込みツールの中に、なにやらいろいろ入っています。 その中から「おまかせ」を実行して、歌声にピッチベンドとビブラートをつけてみます。

設定項目がいろいろありますが、自分の場合のデフォルトは、  最初のほうにある項目はいじらない。
ピッチベンド関連の設定で、2か所ある「タイミング」は両方とも「早い」、「かわりかた」も「はやい」
ビブラートは「声を震わせるよ」にチェックを付けて、深さ、速さ、長さは、気分次第だけど、やりすぎぬよう、浅く短めにします。
効果をはっきり感じたければ、逆に、ピッチベンドは遅く、ゆっくり、ビブラートは、長く、深くかけてみてください。

一通り設定したら、「全部」でエンター、確認でもう一度エンターを押します。

そのあと、F5を押して聞いてみます。 歌い方が変わったはずです。いい感じにできたら、ファイルに保存しておくといいでしょう。 いまいちだったら、編集メニューから、「おまかせ」を元に戻して、設定内容を変えて、やり直します。

部分的に変化をつけたい時

 左右キーで音符を選んで、スペースキーを押すと、その音符1つだけを歌います。 この時、その音符1つだけが選択状態になっているので、その音符だけに対して「おまかせ」などを実行することが出来ます。

前半は控えめ、さびは派手なビブラートをかけたい時などは、自分の場合、UTAUでは、ファイルを別々に作って、あとから音声ファイルを編集するソフトでつなぎ合わせるようにしています。

 声に強弱をつけるには

左右キーで音符を選んで、スペースキーを押すと、その音符1つだけを歌います。 目的の音符を選んで、編集メニューから、「選択部分のプロパティ」を開くと、音量や音程を変更したり、その音符の歌詞を書き換えたり出来ます。

100という数字が音量なので、これを変えれば、その音符の音量が変わります。範囲はおそらく0から200の間です。 ここにあるパラメーターを使って、他にもいろいろ出来そうですが、人に説明出来るほど使い込んではいません。

あるいは、UTAUで、ファイルを保存すると作られる、拡張子がustのファイルを、テキストエディタで書き換えてしまいます。
Lyric=あ
というのが歌詞を示す行で、その2行下にある、
Intensity=100
というのがその歌詞の音量を決める行です。目的の行を探して、数字を0から200の間で書き換えてしまいます。 こちらのやり方が楽かもしれません。

今回はここまで。


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