これからUTAUを使おうという人にとっては、何のこっちゃという話もありますが、これまでに書きそびれたこととか、役に立つかもしれないこととか、いろいろ書いておきます。
UTAUにインポートするメロディーを作るのは、MMLコンパイラかMIDIシーケンサーを使って行います。
MMLコンパイラを使う場合は、Windowsのメモ帳などでアルファベットで音程を、数字で音符の長さを書き、それを、MMLコンパイラというツールを使って、MIDIファイルに変換します。アルファベットと数字で、特殊な楽譜を書くようなものですが、メロディーは単音なので、比較的とっつきやすいとは思います。
MIDIシーケンサーは、スクリーンリーダーで使うなら、QWS(Quick Windows Sequencer)だと思います。
詳しく知りたい人は、「QWS NVDA」で検索してみてください。
自分が普段使うプラグインは、「連続音一括設定」だけです。ほかにもいくつか入れてはいますが、ほとんど出番無しです。
スクリーンリーダーでは使えないものも多そうですが、プラグインは
UTAU用プラグイン - UTAU ユーザー互助会@ ウィキ - アットウィキ
に沢山ありますし、こちらの主観的な説明も分かりやすいです。
UTAUプラグインを模索する : PCちゃんに丸投げで作詞作曲するわ
音源ライブラリーは、沢山ダウンロードしました。 中には、発声のタイミングがずれるとか、録音状態が少し良くないとか、ノイズが混ざりやすいといった、ちょっと扱いにくい音源もあります。 とにかく、ためしに使って、気に入るものを探すしかありません。
自分は、wavtool.exeをwavtool4vcv.exeに変更しています。こちらの方が、「クロスフェード最適化」という作業を自動でやってくれて、手間いらずでうまく歌ってくれるらしいですが、その差を実感する前に変えてしまったので、効果のほどはわかりません。
ネット上には、UTAUのためのいくつかの歌声合成エンジンも公開されています。 UTAUが、呼び出して使うエンジンを、UTAUに付属のものから他のものに変更出来るということです。 それぞれの歌声合成エンジンに、特徴や音源との相性があるようです。 少しだけためしましたが、ホームページに公開している歌声では、使用していません。 興味があれば、いろいろ調べて、いろいろためしてください。
自分の場合は、UTAUで作成した歌声に、VSTエフェクトというパソコン内部で働くエフェクターで、リバーブやイコライザなどのエフェクトをかけたり、 VSTインストルメントという、パソコン内部で動くシンセサイザーのような楽器で伴奏をつけたり、 パソコンにギターを繋いで録音したり、 そういった作業を、ReaperというDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)を使って行います。 そうして出来上がったのが、このホームページにある楽曲です。
最後に、UTAU関連のホームページを紹介します。 UTAUのことが、 とても詳しく説明されていて、じっくり読めば、参考になる情報も見つけられると思います。
ここまで知っていれば、2017念6月時点で、このホームページで公開しているのと同じか、手間をかければもっと上手に、UTAUで歌わせることができます。