SibiacというNVDAのアドオンを使うと、スクリプトは不要で、Sforzandoをとても簡単に使用できます。 これからSforzandoを使おうとしている人は、このページで説明しているスクリプトよりも、Sibiacを使うことをお勧めします。
Reaperの設定の、VSTの中にある、
「ジェネリック UI を VST のデフォルトにする」
にチェックが付いていると、ここに書いてある操作が出来ません。
その場合は、エフェクトウインドウのUIボタンを押してから、ここに書いてある操作を行うか、上記のチェックを外した状態で操作してみてください。
追記はここまでです。
今回の話は、sforzandoにsfzファイルをインポートして、Reaperで使う方法。
最後に、SFZプレーヤーやKomplete、Kontakt、その他のツールを、スクリーンリーダーで使うためのスクリプトのありかも紹介します。
sforzandoについて簡単に説明すると、こんな感じ。
sforzandoというプレーヤーに、SFZファイルという楽器の音色みたいなものをインポートすると、SFZファイルの音を使って演奏できる。
sforzandoはフリーソフトだし、SFZファイルも、ネットで探せば、室の良いものが無料で手に入る。
きちんとした説明は、ネットを検索してください。
sforzandoのダウンロードはここから、Windows用のsforzandoを探してダウンロードする。
Plogue | Downloads VST/AU/RTAS/AAX Plugin, Synth, Effect, Modular Host
インストールは、難しいことは無いけれど、VSTだけのインストールは出来ないようで、インストールの途中で、最低限、スタンドアローンと、自分のReaperに合った、64bitか32bitのVSTにチェックを付けないと、インストール出来ない。 それと、VSTのインストール先は、Reaperで設定しているVSTの格納先にする。
そして、インストールして、いざ使おうとすると、SFZファイルをインポートするためのボタンが押せない。
そのボタンを押すために必要なのが、ここにある、Sforzando-Accessというスクリプト。
Free scripts | access4music.com
Sforzando-Accessをダウンロードして解凍すると、フォルダが2つある。
Sforzandoのバージョンが1.911以降ならば、Sforzando-Access 2.1の中にあるReadme.txtを読んで、Sforzando Access 2.1.exeを実行する。
実行しても何も起こらないけれどそれでいい。
(ちなみにこれは、2017年9月の話で、Sforzandoのバージョンは1.916。これを読んでいるあなたが未来の人ならば、ちょっと違うかも知れない。)
今度は、Reaperの操作に移って、VSTiとしてsforzandoを刺した新規トラックを作る。
そのトラックでFキーを押す。
そして、おもむろにShift+Eを押してみる。これが、Sforzandoのエンプティーボタンを押すためのショートカットだ。
すると、sforzandoのメニューが開く。
メニューから、インポートを選んで、SFZファイルをインポートする。このあたりの捜査は、キーボードで不通に行える。
終わったら、Shift+Qを押して、Sforzando Accessを終了させる。
もう一つShift+Pというショートカットがある。polyphoni numberというボタンをクリックするらしい。同時発音数の設定だろうか?Sforzandoのマニュアルを読んでないので分からない。
これで、他のVSTiと同じように、Reaperのバーチャルキーボードや、MIDIを使って、sforzandoにインポートしたSFZファイルの音が出るはず。
access4music.com
は、2人のイタリア人視覚障害のある学生さんのページ。
ここには、sforzando以外のスクリプトもあるので、興味のある人は見てください。
SFZプレーヤーやKompleteで使えるスクリプトもあるし、有料ならば、Kontaktや、Addictive drumsのためのスクリプトや、他にもいくつかある。
SFZプレーヤーのスクリプトもためしてみました。
こちらも、ショートカットキーを使ってSFZファイルをロード出来る。
ただ、ファイルをロードした後に、なぜだかファイルをロードするためのウインドウが閉じない。EscやAlt+F4で閉じても、すぐにまた開いてしまう。
そんな時は、Alt+F4を素早く2回続けて押して、Reaperのメイン画面まで戻してやれば大丈夫。
ショートカットキーが違うけれど、使い方はSforzandoとほぼ同じ。
ところで、SFZプレーヤーは、今どきのPCでは同時に複数使えないというバグを持っているのだけれど、 こちら に書いた方法で、 「Buggy plugin compatibility mode」 にチェックを付けると、バグは回避出来る。
今回は以上です。
この文章を書いた時には知らなかった、スクリプトを使わずにSforzandoを使う方法を別ページに書いたので、そちらも見てください。